Diary

黒猫

今日、帰り道で黒猫に出会った。

少し前に家族の法事があり、その帰りにふと立ち寄ったお墓からの帰路での出来事だった。

目の前を横切っていったその黒猫に、どこか運命的なものを感じた。

昔、「黒猫が目の前を横切ると幸運が訪れる」という話を聞いたことがある。普段は迷信などあまり気にしないのだが、なぜか今日はその言葉が心に残った。そして、「もしかしたら、これから何か良いことが起きるのではないか」と、素直に信じてみたくなった。

思えばここ最近、数字選択式の宝くじを長いこと買い続けてきた。

それらはいつも、自分で作った紙棚「ディメンションネクサス」に供えてきたのだが、当選することはほとんどなかった。

せっかく神聖な気持ちで設けた場所に、当たりもせずに宝くじばかりを供え続けていることに、どこか虚しさを感じるようになった。むしろ、その場所自体に申し訳ないような、そんな感情すら湧いてきた。

しかし、最近になって仕事面で大きな転機が訪れ、自分の運勢が変わりつつある実感がある。

だからこそこれからは、ただお金を求めるためではなく、もっと前向きで実直な願いを込めて、このディメンションネクサスを大切にしていきたいと思っている。

今日出会った黒猫は、きっとその始まりのサイン。

少しずつ、何かが動き出している気がする。

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